電子コミック

あいまいみーという作品は竹書房が運営する電子コミックサイトまんがライフWINに掲載されている破天荒な4コマ漫画で、漫画研究部に所属していてちゃんと漫画を書く愛、愛を妨害する麻衣とミイ、手に持った壺で何でもできるぽのか先輩がメインキャラクターとなっています。

作品初期から破天荒な作品で、突然ミイが首から下が馬になってしまう話や、麻衣とミイが犬の散歩で東京から静岡、沖縄の先まで行ってしまう話など大変ユニークな展開が続くのですが、3巻辺りから一児の母でもある作者の近況報告が入ってくるようになってきており、好きな女性声優のアフレコ見学に行った話などが多数出てきますが、最もインパクトが有った話が作者の家の裏庭が火事になった話で、この話だけ4個まではない通常のコマ割りの漫画で顛末が描かれているところも印象的です。

他作品のキャラクターが脈絡なく出てくるパロディなども多いあたりも恐ろしい作品ですが、電子コミックのあらゆる機器で読まれることに対応させているためか、セリフの大きさを維持するためかキャラクターの顔を楕円形にしてセリフのスペースを発生させたりインパクトを出していたりするというテクニックも見られます。月あたり15回更新されますが、扉絵の関係で時折14回になったりするあたりも電子版ならではと言えるかもしれません。PRサイト:人をダメにするちょいブス

電子コミック

「ケンガンアシュラ」は日本で江戸時代から行われている商人たちの巨大な利益をかけた拳願仕合を舞台にした格闘漫画です。

格闘漫画のセオリーといったら敵を巨大に、強そうに描き逆転につぐ逆転でどちらが勝つか分からないようにすることだと思いますが、この漫画はそれが非常に上手く拳願仕合の出場者は全て迫力あるように描けていて誰が優勝するか分かりませんでした。拳願仕合の前回の覇者に強者の血統を重ね続けて来た一族、代々続く暗殺一族に有名な傭兵や特異体質の死刑囚など色んな迫力ある背景を持つ人物をよくも個性豊かに描けたものだと感動するほどです。

そして主人公の十鬼蛇王馬は二虎流という流派の格闘術を収めているのですが、これが格好良い技がたくさんあり新しい技が出るたびに感心させられます。中でも「前借り」という血流を速めて運動能力を向上させる技は寿命を縮めたり長く使うと命の危険をもたらす技があるですが、目や肌の色が変わりまるでドラゴンボールのスーパーサイヤ人みたいで格好良くて好きなのでした。

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北海道の高校生、西根公輝とその親友二階堂が入学した大学の獣医学部での6年間と新米獣医師として奮闘するまでの物語。

少女マンガ雑誌に連載されていたのに恋愛要素は一切なく、ほのぼのとした獣医学部の日常が面白おかしく書かれています。

公輝の愛犬のチョビ(シベリアンハスキー)、西根家の家族(おばあさん、猫のミケ、ニワトリのヒヨちゃん、スナネズミ)と大学病院で出会う様々な患畜たち、実習で出会う、牛、馬、豚、アザラシ、モモンガ、出てくる動物全てが写実的で愛らしく。家庭の事情とアレルギーでペットを飼えない自分にとってはこの漫画を読んでいる時が癒しの時間でした。

激しい恋愛要素がないということで年齢を経ても楽しめると思い、嫁ぎ先にひとつだけ連れて行く漫画として「動物のお医者さん」を持って行きました。

動物を愛でる漫画でありながら、獣医学部の学生の青春群像劇の面もあり、変な先輩菱沼さん、公輝達の恩師、漆原教授など魅力的なキャラクターが大勢います。

2003年のテレビドラマも原作の雰囲気を忠実に再現していて嬉しかったです。PRサイト:事故物件×留学生

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死をテーマにした4つの短編漫画の詰め合わせで、作者は菅野文です。発表された時期も作風も異なる4作品ですが、私のイチオシは「悪性ーアクサガー」の番外編として収録されている「悪性ーZEROー」。稀代の犯罪者・ゼンが刑務所からの脱獄を目指す話で、本編を読んでいなくても楽しめます。

この話の見所は、ゼンとジャジイ(同じく受刑者で、ジャーナリスト)の関係性。ジャジイは政府による言論弾圧のために長いこと投獄されており、政府に屈しないゼンを「自由の象徴」として尊敬していました。しかし、ジャジイは新しい受刑者がゼンであることに気づきません。さらにゼンは正体を明かさないまま、ジャジイに共に脱獄しないかと持ちかけます。死刑が確定していたジャジイが希望を持ち始めるシーンや、尊敬していたゼンが目の前にいることに気づくシーンが印象的。

非常に密度の濃い作品です。緊迫感のあるストーリーが好きな人は、ぜひ読んでみてください。>>>>>美人面犬の飼い方|達磨さん転んだ/チンジャオ娘の漫画